教室・講演会等のご案内

糖尿病教室

新型コロナウイルス感染症が流行拡大している状況を考慮した結果、院内での開催を中止させていただく事になりました。

今年度の糖尿病教室は、糖尿病の治療や療養に役立つ情報を、毎回異なるテーマを設けて、ホームページでご紹介していきます。

第1回 糖尿病とは(糖尿病内科医長 安藤久恵)

糖尿病とは血液中のブトウ糖が高い状態が続く病気です。

インスリンはすい臓のベータ細胞で生成・分泌され、ブドウ糖を細胞内にとりこみエネルギーとして使われます。

1型糖尿病
すい臓のベータ細胞が破壊されてインスリンの生成・分泌が低下する状態です。
2型糖尿病
インスリンの分泌が低下したり、インスリンの効き目が悪くなる状態です。もともとの遺伝的な素因や、過食、肥満、運動不足などにより発症します。
妊娠糖尿病
妊娠中にはインスリンの効き目が悪くなるため、いままで異常がなくても妊娠中に血糖値が上がることがあります。遺伝的素因に加えて過食・肥満・運動不足などの生活習慣もリスクになります。
その他
その他にもすい臓や肝臓の病気、ホルモンの病気などでも糖尿病になることがあります。

糖尿病の症状

初期には無症状ですが、高血糖状態になるとのどが渇いたり、トイレが近くなったり体重が減ったりします。

糖尿病の診断

血液検査で診断します。

■75g経口ブドウ糖負荷試験といってブドウ糖75g入りの飲み物を飲んでいただき診断を行います。
(明らかな高血糖の場合にはおこないません)

  1. 早朝空腹時血糖値126㎎/dL以上
  2. 75g経口ブドウ糖負荷試験で2時間値 200㎎/d
  3. 随時血糖値200㎎/dL以上
  4. HbA1c6.5%

以上のとき糖尿病型と判定されます。

■経口ブドウ糖負荷試験は以下のようなときに強くすすめられます。

  1. 空腹時血糖値 110-125mg/dL
  2. 随時血糖値 140-199mg/dL
  3. HbA1c6.0-6.4%
    

■また以下のときも行うことが望ましいです。

  1. 空腹時血糖値100-109㎎/dL
  2. HbA1c5.6-5.9%
  3. 糖尿病の家族歴や肥満がある場合

糖尿病の初期には自覚症状はありません。

  • 健診や病院を受診時に糖代謝異常を指摘されたらすぐに病院で検査をうけましょう。
    長期間にわたって高血糖の状態がつづくと糖尿病の合併症がでてきますが、早めに治療を開始して血糖値をよい状態に保てば合併症をふせぐことができます。
  • 食事や運動に気を付けながら定期的に通院し治療を継続しましょう。

(参考文献:糖尿病治療ガイド 2022-2023 日本糖尿病学会 編・著)