小児科Pediatrics

小児科

診療内容・特徴

約70万人(令和2年8月現在)の人口を有する江戸川区内唯一の小児入院診療が可能な地域基幹病院として、一般及び専門医療を行っております。外来受診患者総数は13,123人、入院患者総数は年間1,280人(平成28年)です。感染性疾患を中心に、ほぼ全領域の小児疾患が診療対象です。

グローバルスタンダードな治療に”日本のやさしさ”を加えた診療を心がけております。また、入院後の処置・検査に関して、子どもでも理解出来るように「プレパレーション」の取り組みを始めております。

小児科

受診・外来予約・入院について

外来診療

午前中は一般外来(初診・再診)、午後は専門外来(アレルギー、神経、腎臓、心臓・川崎病、内分泌:予約診療のみ)となっております。なお、専門外来は、平日午前中の一般外来に来院していただき、検査や受診日を相談して専門外来を予約しておりますが、診断が確定している場合はかかりつけの担当の先生から直接医療連携室を通してご予約いただくことも可能です。
予防接種、乳幼児健診は相談の上で予約をお取りいただいて行っております。
また、点滴治療を行う場合は、病状に関わらず原則病棟での入院管理となります。

入院診療

小児病棟はコロナ禍の影響で、内科混合病棟で10床となりました。ただし流行疾患で小児入院患者増大の際には、病院として20-30床への臨機応変の増床が可能な態勢となっています。引き続き、子どもたちにとって居心地の良い明るい雰囲気の病棟にて、安心した入院生活を送れるように、看護師をはじめ病棟スタッフ一同努力しております。原則としてご家族の夜間付き添いは不要ですが、逆に付き添い希望の場合は個室(有料)においてのみ対応可能です。
面会時間はコロナ禍もあり個別の相談で対応しております。

救急診療

平成24年4月1日より、365日24時間体制で休日・全夜間の小児二次救急診療を行っております。原則診療対象は、他医療機関からの紹介患者さん、救急車受診の患者さんとなります。

救急診療
当院の外来に定期通院中のかかりつけで受診を希望する際は、直接来院せず電話で診療状況の問い合わせをお願いします。
連絡先:03(5605)8811(代表)

診療対象疾患

感染症
気管支炎・肺炎・胃腸炎・髄膜炎・リンパ節炎・蜂窩織炎・敗血症など
アレルギー
気管支喘息・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎
神経
けいれん性疾患(てんかん・熱性けいれん)
心臓
川崎病・不整脈・先天性心疾患(心房中隔欠損症・心室中隔欠損症・動脈管開存症など)
腎臓
尿路感染症・慢性腎炎・ネフローゼ症候群・膀胱尿管逆流・夜尿症など
内分泌
低身長(成長ホルモン分泌不全など)・甲状腺疾患(バセドウ病など)・糖尿病・肥満症

専門外来

専門外来は、基本的に一般外来を受診していただいてから予約お取りしておりますが、診断が確定している場合はかかりつけのクリニックから直接医療連携室を通してご予約いただくことも可能です。

アレルギー

毎週月曜日(午後) 担当:小嶋 予約:要
毎週火曜日(午後) 担当:山﨑
毎週金曜日(午後) 担当:鳥海
  • 日本アレルギー学会準指導施設として、気管支喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーを中心に専門診療を行なっています。
  • 気管支喘息は、予防的治療の進歩から入院を必要とする発作は減少傾向にありますが、当科は区内唯一の小児病棟として急性重症発作の入院治療に対応しています。退院後は、御家族と相談の上、地域のかかりつけ医とも連携して、発作予防を目的とした長期管理を行っていきます。
  • 食物アレルギーは近年増加傾向にあり、過剰な食事制限に苦しんでいるご家族も少なくありません。当科では血液検査・食物負荷試験などをもとに、最低限の除去食を指導し、可能な範囲で食べることを目標としています。また、調理や栄養については管理栄養士による栄養指導を受けることもできます。
  • 小児のアレルギー疾患は、年齢とともに次々と形(標的とする臓器)を変えて出現し、あたかも「行進曲(マーチ)」のように進展するため「アレルギーマーチ」(PDF)と呼ばれています。私たちは「アレルギーマーチ」の考え方に基づいて、患者さんの全体像を一連の流れの中でとらえ、お子様のより良い成長の一助となるよう心がけています。

神経

毎週金曜日(午後) 担当:五十嵐 予約:要
  • てんかんを含むけいれん性疾患など脳、神経に何らかの異常がある小児の診断、治療、指導を行います。
  • 小児神経外来では、お子様が心身ともに健やかに成長されますように神経系の諸問題を診療しています。けいれん発作などの問題があるお子様をはじめとして、小児期に発症した様々な中枢神経疾患の診療を行っています。てんかん、けいれん性疾患の診断と薬物治療を広く行っております。
  • 最初に外来を受診していただきますが、必要があれば入院のうえ原因診断を行います。それらの結果に基づいた治療を行っています。セカンド・オピニオンを初めとしたご相談も受け付けております。お悩みの方は是非ご相談いただければ幸いです。

腎臓・夜尿症(おねしょ)

当外来ではお子さんたちの「腎臓(じんぞう)」や「泌尿器(ひにょうき)」の関わる様々なトラブルについて診察・治療をいたします。

腎臓は尿を作ったり、老廃物を体外へ捨てる働きがあります。また血圧を正常に保ったり、血液を作るために必要なホルモンを分泌したり、ビタミンDを介して骨を丈夫に保つ働きもあります。このような腎臓の働きが損なわれてしまうと体に不調が現れたり、尿検査に異常がみられます。

尿検査で「潜血(せんけつ)」や「タンパク」が出てしまう場合、何らかの腎臓病が隠れているかもしれません。また小学校1年生になっても「夜尿症(おねしょ)」や「昼間尿失禁(昼間のおもらし)」がある場合は診察を受けることをお勧めします。そのほか、妊娠中のお母さんのおなかの中(胎児期)で腎臓の形に異常があったり、乳幼児期から「尿路感染症(おしっこに細菌がはいってしまう)」を繰り返すケースなども相談してください。

当院では「毎週木曜日」に腎臓専門の外来診療を行っております。また専門的な検査や治療が必要な場合は「順天堂大学病院(文京区)や順天堂大学浦安病院小児科(浦安市)」と連携して行うことが可能です。どんな些細な訴えや不安であってもお子さん達の腎臓・泌尿器の悩みに関して、是非とも私どもにご相談下さい。お子さんたちの健康増進のために一緒になって取り組んでいきましょう。

第1・3・5木曜日(午後) 担当:西崎 予約:要
第2・4金曜日(午前) 担当:齋藤

心臓・川崎病

第2・4月曜日 担当:松井 予約:要
第1・3・5金曜日 担当:磯
第2・4金曜日 担当:織田

生まれつきの心臓病や川崎病に続く冠動脈の病気、不整脈や心筋疾患などを対象に診療しています。また学校心臓病検診で異常を指摘されたお子様の精密検査も行っております。予約制の小児循環器外来では胸部レントゲン、各種心電図、心臓超音波検査(即日施行)などを行い診断および治療にあたります。

内分泌・肥満・低身長

火曜日(午後) 担当:志村 予約:要
木曜日(午後) 担当:志村
第1・3・4金曜日(午後) 担当:大日方(低身長)

子どもの成長発育に関しての診療、ご相談をお受けしております。

低身長、高身長、肥満/やせ、体重増加不良、多飲多尿、新生児マススクリーニング異常などについてご相談ください。

身長の伸びの低下、低身長においては病気が原因のことがあります。成長曲線や成長速度曲線を描いて、その上で精密検査が必要かどうかを検討します。受診に際しては、生まれた時から最近までの体重身長の記録(母子手帳や学校/園での測定記録)をご持参ください。

また身長が高い、伸びが良すぎる、思春期が早すぎないか、体重の増加がよくない、体重が増えすぎていないか、コレステロールが高いと言われた場合も精密検査治療が必要な場合がありますのでご相談ください。

糖尿病については24時間2週間の血糖を見る持続血糖測定やインスリン持続皮下注射(インスリンポンプ)の使用や治療が可能です。

対象疾患

低身長 成長ホルモン分泌不全症、ターナー女性、SGA低身長、脳腫瘍、思春期遅発症、甲状腺機能低下症、骨・軟骨異常など
性分化・成熟異常 外陰部異常、性腺機能低下、思春期早発症など
甲状腺疾患 先天性甲状腺機能低下症、慢性甲状腺炎、甲状腺機能亢進症など
副腎疾患 先天性副腎過形成症、副腎皮質機能低下症など
糖質・脂質・水分代謝異常症 1型・2型糖尿病、肥満症、脂肪肝、尿崩症、家族性高コレステロール血症など

スタッフ紹介

志村直人

部長

志村しむら   直人なおと
出身校 昭和59年 順天堂大学医学部卒業
出身医局 順天堂大学小児科
資格 日本小児科学会専門医・指導医
日本内分泌学会内分泌代謝専門医・指導医
こどもの心相談医
成長科学協会地区委員(東京)
地域総合小児医療専門医
医学博士
専門・研究分野 小児内分泌(成長・発育・甲状腺・副腎等)
小児の糖尿病・肥満
コメント 小児の最大の特徴は、成長し変化していくことです。みんなそれぞれに歩み方が違います。それぞれの生活・個性にあわせて日常生活の中での治療や対応について、家族や地域の先生と協力・相談し子どもたちが、自分なりに楽しく、そして悩み、苦労し、成長することを支えていきたいと考えています。

本庄明日香

医員

本庄ほんじょう   明日香あすか
出身校 平成19年 日本医科大卒業
出身医局 順天堂大学小児科
資格 日本小児科学会専門医
アレルギー専門医
医学博士
専門・研究分野 小児科一般、アレルギー

五十嵐鮎子

医員

五十嵐いがらし   鮎子あゆこ
出身校 平成19年 富山大学医学部卒業
出身医局 順天堂大学小児科
資格 日本小児科学会専門医
日本小児神経学会専門医
日本てんかん学会専門医
医学博士
専門・研究分野 小児神経学

中野沙季

医員

中野なかの   沙季さき
出身校 平成21年 福島県立医科大学卒業
出身医局 順天堂大学小児科
資格 日本小児科学会専門医
Certification in Travel Health
専門・研究分野 小児科一般

赤塚祐介

医員

赤塚あかつか   祐介ゆうすけ
出身校 平成28年 順天堂大学医学部卒業
出身医局 順天堂大学小児科
専門・研究分野 小児科一般

齋藤雪香

医員

齋藤さいとう   雪香ゆきか
出身校 平成28年 東邦大学医学部卒業
出身医局 順天堂大学小児科
専門・研究分野 小児科一般

関口早紀

医員

関口せきぐち   早紀さき
出身校 平成28年 福井大学医学部卒業
出身医局 順天堂大学小児科
資格 日本小児科学会専門医
専門・研究分野 小児科一般

診療実績

令和3年度 外来/入院統計

教育活動・学会活動・研究業績

  • 少人数の研修医対して指導医層が充実しており、小児科専門医取得を目指す後期臨床研修医の養成に最適な研修環境です。小児科各分野ともにかたよりなく診療ができる医師を養成するための臨床教育指導体制です。

日本小児科学会主導の臨床試験について

  • 当院では日本小児科学会の主導で行われている下記の臨床試験に協力をしております。
    本試験の対象者に該当する可能性のある方で診療情報等を研究目的に利用又は提供されることを希望されない場合は、下記の問い合わせ先にお問い合わせください。なお、協力いただかない場合でも患者さんに不利益は一切ございません。
研究課題名
(日本小児科学会 倫理委員会受付番号)
データベースを用いた国内発症 小児Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) 症例の臨床経過に関する検討(No. 32)
当院の研究責任者 小児科 五十嵐鮎子 志村直人
他の研究機関および各施設の研究責任者 日本小児科学会:岡田賢司、勝田友博
本試験の目的 小児COVID-19患者さんの臨床的特徴はまだ十分明らかになっていません。本試験は、日本国内で発症した小児COVID-19症例における患者背景、臨床経過、検査結果、重症度、治療内容、予後に関する情報を一箇所に集約して解析することを目的としています。
調査データ該当期間 2020年1月1日~2024年3月31日
研究の方法
(使用する試料等)
1)主治医はあなた、またはあなたのご家族のCOVID-19に関連した情報を、匿名化した後に専用のデータベースへ入力します。
2) 日本小児科学会は収集されたデータベースを解析して、国内発症小児COVID-19症例の臨床経過を検討します。
3) 解析結果は、迅速にグラフ化などの可視化がなされ、日本小児科学会ホームページ等で公開されます。
4) 解析結果は、世界保健機関 (WHO) の国際共同データベースにも報告されます。
試料/情報の他の研究機関ヘの提供及び提供方法 各施設より取得する情報は、あなた個人が特定される情報は記載せず、日本小児科学会事務局へ集約されます。
個人情報の取り扱い 利用する情報から氏名や住所、受診日等の患者さんを直接特定できる個人情報は削除します。また、患者さんを特定できる個人情報は利用しません。
本研究の資金源
(利益相反)
本研究に関連し開示すべき利益相反関係にある企業等はありません。
お問い合わせ先 電話:03-5605-8811 研究責任者:五十嵐鮎子 志村直人

外来診療スケジュール表

※横スクロールができます。
 
午前 赤塚 祐介 志村 直人 本庄 明日香 志村 直人 五十嵐 鮎子 初診外来
(2・4週)
齋藤 雪香 中野 沙季 関口 早紀 中野 沙季 本庄 明日香  
  五十嵐 鮎子   赤塚 祐介 赤塚 祐介
(2・4週)
 
        腎臓
(2・4週)
 
午後 循環器
(2・4週)
志村 直人
(内分泌)
フォローアップ
(1・2・3・4週)
腎臓
(1・3・5週)
五十嵐 鮎子
(神経)
 
アレルギー アレルギー 乳児健診 志村 直人
(内分泌)
アレルギー  
  予防接種   予防接種 循環器  
      消化器 低身長外来
(1・3・4週)