約70万人(令和2年8月現在)の人口を有する江戸川区内唯一の小児入院診療が可能な地域基幹病院として、一般及び専門医療を行っております。外来受診患者総数は13,123人、入院患者総数は年間1,280人(平成28年)です。感染性疾患を中心に、ほぼ全領域の小児疾患が診療対象です。
グローバルスタンダードな治療に”日本のやさしさ”を加えた診療を心がけております。また、入院後の処置・検査に関して、子どもでも理解出来るように「プレパレーション」の取り組みを始めております。
午前中は一般外来(初診・再診)、午後は専門外来(アレルギー、神経、腎臓、心臓・川崎病、内分泌:予約診療のみ)となっております。予防接種、乳幼児健診も行っております。
また、点滴治療を行う場合は、病状に関わらず原則病棟での入院管理となります。
小児科入院病床は大学付属病院に匹敵するほどの37床とゆとりをもって確保しております。子どもたちにとって居心地の良い明るい雰囲気の病棟にて、安心した入院生活を送れるように、看護師をはじめ病棟スタッフ一同努力しております。原則としてご家族の夜間付き添いは不要ですが、逆に付き添い希望の場合は個室(有料)においてのみ対応可能です。ご家族の面会時間は20時までとなっており、お仕事が終わってからの面会も可能です。
平成24年4月1日より、365日24時間体制で休日・全夜間の小児二次救急診療を行っております。原則診療対象は、他医療機関からの紹介患者さん、救急車受診の患者さんとなります。
専門外来を受けるには、まず一般外来を受診し、専門的な治療が必要と判断された場合、予約をお取します。
毎週月曜日(午後) | 担当:米山 | 予約:要 |
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毎週金曜日(午後) | 担当:山﨑 |
毎週金曜日(午後) | 担当:五十嵐 | 予約:要 |
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当外来ではお子さんたちの「腎臓(じんぞう)」や「泌尿器(ひにょうき)」の関わる様々なトラブルについて診察・治療をいたします。
腎臓は尿を作ったり、老廃物を体外へ捨てる働きがあります。また血圧を正常に保ったり、血液を作るために必要なホルモンを分泌したり、ビタミンDを介して骨を丈夫に保つ働きもあります。このような腎臓の働きが損なわれてしまうと体に不調が現れたり、尿検査に異常がみられます。
尿検査で「潜血(せんけつ)」や「タンパク」が出てしまう場合、何らかの腎臓病が隠れているかもしれません。また小学校1年生になっても「夜尿症(おねしょ)」や「昼間尿失禁(昼間のおもらし)」がある場合は診察を受けることをお勧めします。そのほか、妊娠中のお母さんのおなかの中(胎児期)で腎臓の形に異常があったり、乳幼児期から「尿路感染症(おしっこに細菌がはいってしまう)」を繰り返すケースなども相談してください。
当院では「毎週木曜日」に腎臓専門の外来診療を行っております。また専門的な検査や治療が必要な場合は「順天堂大学病院(文京区)や順天堂大学浦安病院小児科(浦安市)」と連携して行うことが可能です。どんな些細な訴えや不安であってもお子さん達の腎臓・泌尿器の悩みに関して、是非とも私どもにご相談下さい。お子さんたちの健康増進のために一緒になって取り組んでいきましょう。
第1・3・5木曜日(午後) | 担当:西崎 | 予約:要 |
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第2・4金曜日(午前) | 担当:仲川 |
第1・3・5金曜日 | 担当:古川 | 予約:要 |
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第2・4月曜日 | 担当:松井 | |
第2・4金曜日 | 担当:織田 |
生まれつきの心臓病や川崎病に続く冠動脈の病気、不整脈や心筋疾患などを対象に診療しています。また学校心臓病検診で異常を指摘されたお子様の精密検査も行っております。予約制の小児循環器外来では胸部レントゲン、各種心電図、心臓超音波検査(即日施行)などを行い診断および治療にあたります。
木曜日(午後) | 担当:志村 | 予約:要 |
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水曜日(14-16時) | 担当:大日方(低身長) |
子どもの成長発育に関しての診療、ご相談をお受けしております。
低身長、高身長、肥満/やせ、体重増加不良、多飲多尿、新生児マススクリーニング異常などについてご相談ください。
身長の伸びの低下、低身長においては病気が原因のことがあります。成長曲線や成長速度曲線を描いて、その上で精密検査が必要かどうかを検討します。受診に際しては、生まれた時から最近までの体重身長の記録(母子手帳や学校/園での測定記録)をご持参ください。
また身長が高い、伸びが良すぎる、思春期が早すぎないか、体重の増加がよくない、体重が増えすぎていないか、コレステロールが高いと言われた場合も精密検査治療が必要な場合がありますのでご相談ください。
糖尿病については24時間2週間の血糖を見る持続血糖測定やインスリン持続皮下注射(インスリンポンプ)の使用や治療が可能です。
低身長 | 成長ホルモン分泌不全症、ターナー女性、SGA低身長、脳腫瘍、思春期遅発症、甲状腺機能低下症、骨・軟骨異常など |
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性分化・成熟異常 | 外陰部異常、性腺機能低下、思春期早発症など |
甲状腺疾患 | 先天性甲状腺機能低下症、慢性甲状腺炎、甲状腺機能亢進症など |
副腎疾患 | 先天性副腎過形成症、副腎皮質機能低下症など |
糖質・脂質・水分代謝異常症 | 1型・2型糖尿病、肥満症、脂肪肝、尿崩症、家族性高コレステロール血症など |
部長
志村 直人出身校 | 昭和59年 順天堂大学医学部卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医・指導医 日本内分泌学会内分泌代謝専門医・指導医 こどもの心相談医 成長科学協会地区委員(東京) 地域総合小児医療専門医 医学博士 |
専門・研究分野 | 小児内分泌(成長・発育・甲状腺・副腎等) 小児の糖尿病・肥満 |
コメント | 小児の最大の特徴は、成長し変化していくことです。みんなそれぞれに歩み方が違います。それぞれの生活・個性にあわせて日常生活の中での治療や対応について、家族や地域の先生と協力・相談し子どもたちが、自分なりに楽しく、そして悩み、苦労し、成長することを支えていきたいと考えています。 |
医員
本庄 明日香出身校 | 平成19年 日本医科大卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医 アレルギー専門医 医学博士 |
専門・研究分野 | 小児科一般、アレルギー |
医員
五十嵐 鮎子出身校 | 平成19年 富山大学医学部卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医 医学博士 |
専門・研究分野 | 小児神経学 |
医員
小林 真紀出身校 | 平成19年 東京女子医科大学卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医 医学博士 |
専門・研究分野 | 小児科一般 小児循環器 |
医員
中野 沙季出身校 | 平成21年 福島県立医科大学卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医 Certification in Travel Health |
専門・研究分野 | 小児科一般 |
医員
田中 裕子出身校 | 平成22年 順天堂大学医学部卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医 NCPR Aコース修了 |
専門・研究分野 | 小児科一般 アレルギー |
医員
佐藤 真教出身校 | 平成23年 金沢医科大学医学部卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
資格 | 日本小児科学会専門医 H.pylori感染症認定医 |
専門・研究分野 | 小児科一般 消化器 |
医員
武藤 大和出身校 | 平成28年 順天堂大学医学部卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
専門・研究分野 | 小児科一般 |
医員
赤塚 祐介出身校 | 平成28年 順天堂大学医学部卒業 |
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出身医局 | 順天堂大学小児科 |
専門・研究分野 | 小児科一般 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 小林 真紀 | 志村 直人 | 小林 真紀 | 志村 直人 | 五十嵐 鮎子 | 初診外来 (2・4週) |
佐藤 真教 | 中野 沙季 | 武藤 大和 | 中野 沙季 | 佐藤 真教 | ||
五十嵐 鮎子 | 赤塚 祐介 | 腎臓 (2・4週) |
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午後 | 循環器 (2・4週) |
志村 直人 (内分泌) |
フォローアップ (1・2・3・4週) |
腎臓 (1・3・5週) |
五十嵐 鮎子 (神経) |
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アレルギー | アレルギー | 乳児健診 | 志村 直人 (内分泌) |
アレルギー | ||
予防接種 | 予防接種 | 循環器 | ||||
低身長外来 (1・3週) |