病院のご案内Hospital services

病院長ご挨拶

令和5年10月31日更新

病院長 臼杵 二郎(うすき じろう)

病院長 臼杵 二郎(うすき じろう) 東京臨海病院のホームページをご覧くださりありがとうございます。 東京臨海病院は2002年(平成14年)に開設された、病床数400床、江戸川区唯一の総合病院です。設立母体である日本私立学校振興・共済事業団が運営する職域病院でとして、私学共済の加入者やご家族の医療・疾病予防を担っています。そしてもう一つの柱として、地域医療への貢献を掲げています。開設から既に21年が経過しましたが、この間、地域住民の方々や医療関係者をはじめ多くの方々に支えられ運営できたことに、深く感謝申し上げます。 2019年末に始まった新型コロナウイルス感染症に対しては、当院はクルーズ船での発生以降継続して診療を行い、外来・入院の両面で最大限の貢献をして参りました。これからも当院が担うべき役割を継続し、さらに今後懸念される新たな感染症の発生・流行に備え、地域の関係者と協力しながら医療提供体制を整備して参ります。 2025年問題といわれる超高齢化社会に対応し、各医療機関はその機能を明確化し地域の中で役割分担することが求められています。その中での当院の役割は「急性期医療」であり、入院を中心としたより専門性の高い高度な医療を提供することです。これを実現するため、紹介・逆紹介を通じて、地元の医療機関(かかりつけ医)との連携を深める取組みを行っています。その実績を背景に、今年8月には「紹介受診重点医療機関」となりました。外来機能を、より専門性の高いものに特化する仕組みです。そこで当院を初めて受診の際は、かかりつけ医を通じての紹介受診を是非お願い申し上げます。紹介状をお持ちの方の受診アクセスを向上させるため、「予約センター」を開設しましたのでご利用ください。 医療を取り巻く環境は常に変化していますが、その中で当院が一貫して注力してきたのは、救急医療とがん診療です。24時間体制で二次救急医療(内科系・外科系・小児科・産科)に取り組んでいます。急激な体調変化で困ったときには、いつでも当院にご相談ください。救急外来では紹介状があれば病状の把握が容易ですが、紹介状なしでの受診も可能です。 生涯で2人に1人はがんに罹患する時代となり、さらに診断や治療法の進歩もあり、がんの有病者数は増加傾向です。高齢化も伴い、がん診療における地域の医療機関の役割は増大しています。「誰一人残さないがん対策」に対応し、各種最新の治療法から緩和ケアまで幅広いがん診療に対応できるスタッフ・機器を整えてきました。全てのがん患者さんが長期にわたり安心してがんと共生できるように、多職種がチームとなりサポートに努めています。さらに併設の健康医学センターでは、がんの早期発見のための各種がん検診も行っていますので、ご利用ください。 昨年度に開設した「脊椎脊髄・人工関節センター」や「脳卒中センター」をはじめ、当院の最大の特徴は患者さんを中心に多職種が連携して行うチーム医療です。このホームページを通じて、多くの皆さまに東京臨海病院のチーム医療を知って頂けることを願っています。