勉強にも慣れてきた小学校4~6年児(児童期)の子供達は、体格・体力は大人に近づいてきて何でも一人でやりたくなる時期です。しかし彼らはまだ危険に対する知識は肉体的にも精神的にも充分とはいえないのが実際です。特に友達同士で遊びに熱中している場合、注意力が薄れてしまい、スピードを出したまま自転車で四つ角を直進したり、野球ボールを追って路上に飛び出し慌てて転倒してしまうことなどが多くなります。
小学校低学年までの事故は家庭内が多く、階段や畳の縁で転落や転倒をしたり、熱湯をこぼしてヤケドをしたり、あめ玉や食事を喉に詰まらせたりして近くの先生にお願いするようになります。幼児期から入学期へと成長してくると屋外での行動範囲が次第に広がっていき子供達同士で遊ぶ時間が増えていきます。転落や転倒も外遊びでの原因が多くなり、特に大人の目の届かない登下校時の事故が増えてくるようです。成長のポイントを抑えて子供達の事故を事前に防ぐようにしましょう。
児童期に起こりやすい事故ワースト7
※平成10年~平成19年の10年間の総件数38,848件
自転車での交通事故 | 13,391件 |
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転倒 | 6,292件 |
歩行中の交通事故 | 3,777件 |
転落・墜落 | 30,69件 |
自動車乗車中の交通事故 | 2,455件 |
衝突 | 2,102件 |
刃物・鋭利物 | 1,316件 |