循環器内科の方針

東京臨海病院　循環器内科は、①救急医療の推進、②高度医療の提供、③地域連携の構築を目指して診療にあたっております。あらゆる心臓病に対応して治療を完結することを目標として取り組んでおります。

診療対象疾患

狭心症・心筋梗塞など冠動脈疾患の検査と治療（薬物治療および冠動脈インターベンション治療）、不整脈に対する検査と治療（薬物治療やカテーテルアブレーション治療）、ペースメーカー・植え込み型除細動器、心不全に対する再同期療法、心筋症や心臓弁膜症の検査と治療を行います。さまざまな心臓病が原因でおこる心不全に対しても検査・治療を行います。また、日常のなかで気になる血圧や脈の異常、生活習慣病に対しても診療と治療をおこないます。

診療実績

施設認定

日本循環器学会専門医研修認定施設

日本不整脈学会認定不整脈専門医研修施設

日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設

冠動脈疾患（狭心症、心筋梗塞）の診断・治療

外来において冠動脈CT検査、負荷心筋シンチグラフィー検査で冠動脈疾患の診断が可能です。

冠動脈造影検査・治療は、低侵襲で行うことを心がけており80％以上が手首（橈骨動脈）からのアプローチにて行っております。
冠動脈インターベンションは、狭窄・閉塞部位に対してバルーン拡張術、薬剤溶出性ステント留置術、薬剤溶出性バルーン拡張術などを行います。高度石灰化病変においては、高速回転冠動脈アテレクトミー（ロータブレーター）を用いた治療が可能です。
急性心筋梗塞に対する冠動脈インターベンションは24時間365日対応可能な体制を整えております。

不整脈の診断・治療

頻脈性不整脈（上室性頻拍、心房細動、心房粗動、心室頻拍など）に対するカテーテルアブレーション治療、徐脈性不整脈（房室ブロック、洞不全症候群）に対するペースメーカー治療、致死的不整脈に対する植込み型除細動器（ICD）、重症心不全に対する心室再同期療法（CRT）などの治療を行っております。

心不全の診断・治療

近年、人口の高齢化などの影響もあり、心不全患者さんが年々増加傾向にあります。心不全に対する新しい治療薬が開発され、治療の選択肢がひろがることによって、患者さんの症状改善に寄与しています。
外来にて心臓超音波検査、心臓MRI検査、心筋シンチグラフィー検査などで心不全の診断が可能です。弁膜症、重症冠動脈疾患、大動脈疾患などは、心臓血管外科と連携して外科的治療法を行います。
当院では、基礎疾患や年齢、重症度、社会的背景などに応じて最適な治療法を選択して提供したいと考えております。

外来診療スケジュール表