病院のご案内Hospital services

病院長ご挨拶

令和7年6月5日更新

病院長 臼杵 二郎(うすき じろう)

病院長 臼杵 二郎(うすき じろう) 東京臨海病院は、江戸川区で唯一の総合病院として当地に開設されてから、すでに23年の歳月が経ちました。この間、地域の皆さまをはじめ、医療関係者の皆さまに支えられ、着実に成長を遂げることができました。ここに改めて心より感謝申し上げます。
当院は開設以来二つの柱を掲げて運営してまいりました。一つは日本私立学校振興・共済事業団が運営する職域病院としての機能、そしてもう一つは、地域医療への貢献です。
現在、国が推進する「地域医療構想」において、各医療機関には機能分化が求められています。その中で、当院は一貫して「急性期病院」としての役割を担い、入院を中心とした専門性の高い高度医療の提供に注力してきました。その実現に向けて、地域の医療機関(かかりつけ医)との連携を強化し、紹介・逆紹介を積極的に行っています。2023年8月には、「紹介受診重点医療機関」として指定され、さらに2025年3月末には、東京都知事より「地域医療支援病院」として承認されました。これは、紹介患者さんへの医療提供や医療機器の共同利用などを通じて、かかりつけ医をはじめとする地域医療機関を支援し、地域医療の安定的な確保に貢献できる機能を有していることが認められたものです。この承認を契機に、当院は地域医療を支える中核病院として、今後も地域の皆さまの健康を守る医療に一層尽力してまいります。 当院の基本理念は、「患者中心の病院として、病院と患者の相互信頼に基づく医療の展開」です。この理念のもと、当院は次のような特徴を備えています。
・地域における高度医療の提供
・救急医療への積極的な対応
・総合的ながん診療体制の整備
・感染症や災害への備えと対応力の強化
このような当院のすべての取り組みに共通するのは、患者さんを中心とした多職種による「チーム医療」です。医療がますます高度化・複雑化し、社会的環境も日々変化する現代においては、個人の力だけでは対応が難しく、チーム医療の重要性はますます高まっています。当院では、患者さんを中心に構成された各種医療チームによって、安心・安全で質の高い医療の提供を目指しています。 このホームページを通じて、より多くの皆さまに東京臨海病院の取り組みをご理解いただければ幸いです。