呼吸器外科Respiratory Surgery

呼吸器外科

■ 2022年10月1日より、第2・4土曜日の診療を開始します。

診療内容・特徴

呼吸器外科は平成24年2月に発足した診療科で呼吸器内科の一部門として開設されました。平成29年4月より常勤医師が不在となり、外来診療のみの体制となっていましたが、平成31年1月より常勤医師1名が着任し、手術を行ってきました。そして令和4年4月より3名の常勤医師が着任して独立した診療科となり、新たな体制で始動致しました。

当科で扱う主な疾患は以下の通りとなります。

  • 呼吸器腫瘍性疾患(肺癌・転移性肺腫瘍を代表とする悪性腫瘍、過誤腫などの肺良性腫瘍)
  • 手術適応のある呼吸器疾患(気胸、肺嚢胞など)
  • 縦隔疾患(胸腺腫・胸腺癌などの悪性腫瘍、気管支嚢腫・神経鞘腫などの良性腫瘍)

スタッフの拡充に伴い、胸腔鏡を使用した完全鏡視下の手術を安全に行えるようになり、ほとんどの症例でVATS(Video Assisted Thoracic Surgery)を行っています。従来の開胸手術と比較すると術後疼痛の軽減や入院期間の短縮が期待でき、術後のQOLを向上させ得ると考えられます。

また気管支鏡診断および治療も積極的に行っています。手術困難な難治性気胸に対する気管支鏡下治療としてEWS(Endobronchial Watanabe Spigot)を用いた気管支充填術や義歯などの気管支異物の摘出を行っております。また呼吸器内科と協力して、ガイドシース併用気管支内超音波断層法(EBUS-GS)や超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)を新たに導入して気管支鏡診断の向上に取り組んでいます。

当科は呼吸器内科および関連各科、また地域の先生方と密接に連携をとり、呼吸器科としてチーム医療を実践しています。常に患者さんの情報を共有することによって診断から治療に至るまでエビデンスに基づいた最適な方法を選択し実践しています。

江戸川区で呼吸器外科手術を行っているのは当院しかありません。その責任を自覚しながら皆様に安全・安心な医療を提供し、地域の中核病院としての役割を果たしていきたいと考えております。何かお困りのことがありましたらどのようなことでも構いませんのでご相談ください。

診療実績

令和3年度 外来/入院統計

スタッフ紹介

牧野洋二郎

部長

牧野まきの   洋二郎ようじろう
出身医局 東京医科大学 呼吸器・甲状腺外科
資格 日本外科学会認定外科専門医
日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医
医学博士
専門・研究分野 呼吸器外科学
気管支鏡診断・治療
胸腔鏡下手術

医員

山道やまみち  たかし
出身医局 東京医科大学 呼吸器・甲状腺外科
資格 日本外科学会認定外科専門医
専門・研究分野 原発性肺癌、間質性肺炎、縦隔腫瘍、気胸
その他呼吸器疾患全般

医員

鈴木すずき   健人けんと
出身医局 日本医科大学 呼吸器外科

医員(非常勤

臼田うすだ   実男じつお
出身医局 日本医科大学 呼吸器外科
資格 日本外科学会専門医・指導医
日本呼吸器外科学会専門医・評議員
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医・評議員
日本レーザー医学会専門医・指導医・理事
日本臨床細学会細胞診専門医・評議員
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
国際光線力学学会(理事)
医学博士
専門・研究分野 呼吸器外科学
胸腔鏡下手術
レーザー内視鏡治療

教育活動・学会活動・研究業績

    施設認定

  • 外科専門医制度修練施設 (指定施設)
  • 呼吸器外科専門医合同委員会認定修練施設(関連施設)(H25年度より)
  • 日本医科大学・呼吸器外科 関連病院(H25年度より)
  • 所属学会

  • 日本外科学会、日本胸部外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本呼吸器内視鏡学会 等

外来診療スケジュール表

※横スクロールができます。
 
午前     牧野 洋二郎 山道 尭
(呼吸器科)
  初診・再診
(2・4週)
      臼田 実男    
午後     牧野 洋二郎 山道 尭