形成外科Plastic and Reconstructive Surgery

形成外科

診療内容・特徴

形成外科は、体の表面とそれに近い部分の傷害に対し、形態的にはもちろんのこと機能面からも正常に近い状態に戻すことを治療目的としています。

当院は日本形成外科学会認定施設として登録され、形成外科学会専門医が治療にあたります。お気軽にご相談ください。

診療対象疾患

形成外科の診療は多岐にわたります。お気軽にお電話でご相談ください。

対象疾患

  1. 顔面外傷
  2. 眼形成
  3. 再建外科:悪性腫瘍、手術、外傷(けが)による組織欠損、変形の治療
  4. 皮膚の悪性腫瘍
  5. 血管腫・良性腫瘍
  6. 悪性腫瘍
  7. 瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド
  8. 先天異常
  9. 美容外科:シワ、タルミの改善、瞼、鼻などの美容手術

※当院で採用しているレーザーは色素レーザー(赤あざ用)のみになります。ほくろのレーザー除去は対応できませんのでご了承ください。

眼形成外来

眼形成外来を新設しました。

眼瞼(まぶた)、眼窩(眼球が入る器)など外眼部(目の周囲)の疾患を主に扱います。

対象疾患

  1. 眼瞼疾患(眼瞼下垂、眼瞼皮膚弛緩、眼瞼内反・外反、睫毛内反、顔面神経麻痺、兎眼):まぶたが開かない、まぶたの皮膚が垂れさがる、逆さまつげ、まぶたが閉じないなど
  2. 眼の異常や変形:眼瞼下垂など
  3. その他:眼瞼・眼窩の外傷など

※第2、4週の月曜日に外来を開設しています。その他の外来時間にも対応可能です。お気軽にご相談ください。

眼瞼下垂(がんけんかすい)

眼瞼下垂は病気の一種です。当院で保険で治せます!

眼瞼下垂はまぶたが開きにくくなる疾患です。加齢によるものが大部分で、徐々に進行していきます。当院では、キズの専門家である形成外科医が、視機能や整容面に配慮した治療を、患者さんお一人お一人に合わせご提案します。(※症状によっては保険適応外の場合もあります)

眼瞼下垂の症状

       
    
        
  1. まぶたで茶目、黒目がかくれている
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  3. 目を開けるときに、おでこや眉毛にしわが入る
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  5. おでこのしわが深くなった、怒っている?と聞かれる
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  7. 頭痛、肩こりがひどくなった
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  9. 上の方が特に見えづらい
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  11. まぶたが重い、テープで固定すると見えやすい
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その症状、眼瞼下垂かもしれません、年のせいと諦めないで!
形成外科にご相談ください!

<手術の一例>

photo2①
手術前
photo2②
手術後

乳房再建

以前は自家組織再るまたは話だけでも聞いてみたいと思われましたら、ぜひ一度形成外科にご相談ください。昔乳癌の手術を建のみ保険適応でしたが、2013年よりシリコンインプラントを用いた乳房再建術が保険適応になり、より多くの患者さんが再建できるようになりました。当院は、オンコプラスティックサージャリー学会認定のインプラント/エキスパンダー実施施設で、一次再建(乳癌手術と同時に行う再建)、二次再建(乳癌手術後、期間をおいてから行う再建)共に保険で再建が可能です。
乳房再建の希望があ受けて改めて再建を希望される場合もぜひご相談ください。
乳房再建を希望される患者さんの理由としては、気兼ねなく温泉に入りたい、ジムで運動したい、好きなお洋服を着たいなど様々です。手術の術式、元々のお胸の形や体型によって、適した再建方法は異なってきます。趣味、ライフスタイル、ご希望についてご相談しながら、ご自身にとって最適な再建方法を一緒に考えていきましょう。

受診からの流れ

一次二期再建の場合(乳癌手術と同時にエキスパンダーという組織拡張器を挿入し、2回目の手術で再建する場合)

  1. 乳癌と診断:再建が必要または相談が必要な場合、乳腺外科から形成外科に紹介されます。その際、乳房再建についての冊子が配布され、形成外科外来までに読んできていただきます。
  2. 形成外科初診:冊子に沿って、乳房再建の流れを一通りご説明します。質問があればお答えします。疑問点が解決したところでお胸を拝見し、それぞれの再建方法についてどのような見通しになるかをお話しします。
  3. 形成外科受診から手術まで:前回の診察後に生じた疑問点についてお答えします。再建希望の場合、エキスパンダー挿入に必要な測定を行います。(乳癌手術まで期間が短い場合や、再建する意思が決まっている患者さんは初診時にエキスパンダー挿入のための測定を行い手術をむかえます。)
  4. 手術当日:形成外科外来で手術に必要なマーキングを行い、手術にむかいます。
  5. 術後から退院まで:乳腺科・形成外科で傷の具合を見ながら、おおよそ1週間で抜糸およびエキスパンダーの拡張を行います。乳腺外科の先生と相談しながら、傷の状態が安定したら退院となります。
  6. 退院から再建まで:エキスパンダーに生理食塩水を2−3週間に1回注入し、2−3ヶ月かけて拡張します。拡張して約半年後以降に再建を行います。

初回手術から再建までは十分に時間があるため、インプラントまたは自家組織など、どの再建方法にするかは乳癌を摘出した後ゆっくり考えていただいて大丈夫です。
乳房再建に関する健側や患側の自費治療に関しても、ご相談可能です。

スタッフ紹介

医員

山田やまだ   浩之ひろゆき
出身医局 昭和大学形成外科
資格 日本形成外科学会形成外科専門医
乳房増大エキスパンダー/インプラント責任医師
乳房増大エキスパンダー/インプラント実施医師
専門・研究分野 一般形成外科

診療実績

令和5年度 外来/入院統計

令和5年度総手術件数 528件

入院手術件数 合計168件
全身麻酔
123件
腰麻・伝達麻酔
6件
局所麻酔
39件
外来手術数 合計360件
局所麻酔・その他
348件

医療機関の皆さまへ

顔面骨骨折を含む外傷などの緊急疾患の際は、外来時間以外にも対応しますのでお問い合わせください。

外来診療スケジュール表

※初診の方およびご予約のない方は、紹介状をご用意のうえ、【電話での事前予約】をお願いします。

※月曜日~金曜日の外来は、紹介状をお持ちの患者さんのみとさせていただきます。なお、紹介状をお持ちでも当日に診療対応できない場合があり、その際は別日に予約をとらせていただくことになります。

※外傷などの緊急を要する場合は、お問い合わせください。

※横スクロールができます。
 
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