感染制御室Community Center for Infection Prevention and Control

感染制御室

感染制御室は、患者さんと職員の安全を守るために、院内の感染対策を総合的に企画・運営する専門部門です。専従の感染管理認定看護師と専任の感染制御医師、感染管理認定看護師、一定の感染対策の経験を有する薬剤師・検査技師、事務員で構成されています。感染対策は、目の前の患者さんへのケアだけでなく、組織の仕組みづくり、データ管理、教育、行政対応など多岐にわたります。私たちは、病院全体が一体となって安全な医療を提供できるよう、日々の業務を支えています。

感染制御室の主な業務

1. 院内感染の予防と早期探知

耐性菌、季節性感染症、手術部位感染(SSI)など、院内で発生し得る感染症の状況を継続的に把握し、必要に応じて部署と連携しながら早期対応を行います。感染が疑われる事例が発生した際には、迅速な情報収集と判断を行い、現場と協働して対策を進めます。

2. 診療報酬制度に基づく体制整備

感染対策向上加算をはじめとした制度は、単なる書類対応ではなく、病院の質と安全を高めるための枠組みです。感染制御室は、要件を満たすだけでなく、現場の実態に合わせて持続可能な仕組みとして運用できるよう調整しています。

3. 地域連携

区内医療機関約30施設と江戸川区医師会、保健所と連携し、地域の感染対策にも貢献しています。

4. サーベイランスとデータ管理

感染対策の改善には、データに基づく分析と判断が欠かせません。耐性菌、抗菌薬使用、デバイス関連感染、SSI、手指衛生などのデータを収集・分析し、部署ごとの課題や改善点を明確にします。データは「評価」ではなく「改善のための材料」として活用しています。

5. 教育・研修の企画と実施

新人研修、中堅向け研修、部署別ミニ研修など、職員の学びを支える教育活動を行っています。感染対策は専門知識だけでなく、日常の気づきや行動が重要です。現場で役立つ実践的な内容を重視し、職種を問わず参加しやすい研修を企画しています。

6. マニュアル整備と組織体制の構築

感染対策マニュアルの整備、発熱患者対応、災害時の感染対策、外来動線の改善など、組織としての感染対策の基盤を整えます。ICT・AST・感染予防対策委員会と連携し、病院全体が同じ方向を向いて取り組めるよう調整しています。

7. 権限

感染制御室は、医療関連感染を予防するために必要な活動の権限を病院長より委譲され活動しています。