『がんサバイバーシップについて』
消化器内科医長
がんを経験した方が取り組む様々な生活上の課題について、家族や医療関係者や他の経験者とともに乗り越えていくこと、またその支援をがんサバイバーシップといいます。
これは、日本では取り組みの緒についたところ。キャンサーカフェもその一つとなれるようにと願っています。
『暮らしの中のリンパ浮腫ケア』
看護師・リンパ療法士
メンバーの方からのリクエストが多い講座です。
今回は皮膚トラブルの経験をお話くださった方もいらっしゃいました。
『食事の栄養アップ法』
管理栄養士
食品の紹介のあと、試食会を開きました。
工夫とひと手間で美味しい味に出会えました。
今月はミニ講座はありませんでした。
※トールペイントは参加者の方の作品です。ミニギャラリーを開きました。
当カフェにずっとご参加くださっている皆さんから、色々お話をお聞きしました。
例えば、、、
これまで様々な困難を乗り越えて来られた皆さんからのメッセージです。 カフェにはカフェの支え手である心強い先輩の皆さんと、そのお手伝いをする様々な分野の専門職がいます。
どうぞ、お気軽にお越しください。お待ちしております。
『上手に使おう医療用麻薬』
緩和ケア認定看護師
「緩和ケア」というと、がん治療ができなくなった方やがんの終末期に受けるものという印象をお持ちの方が少なくないかもしれません。しかし、緩和ケアはがん治療の初期段階から一緒に受けるケアです。緩和ケアは、がん治療の中で現れる苦痛を伴う症状や心のつらさや仕事や暮らしの変化など、様々な課題に対応します。緩和ケアを受けるタイミングには、早すぎることも遅すぎることもありません。
また、医療用麻薬についても、常用すると効かなくなるのでは?とか、麻薬を投与されるようになってはおしまいだと思っている方もあるかも知れませんが、これらは根拠のない迷信のようなものです。痛みから解放されるとうのは大切なことですから、心配せず処方を受けましょう。
『社会資源を知ろう』
医療ソーシャルワーカー
社会資源は普段は耳慣れない用語かも知れませんが、日常生活上の課題を解決するために活用する制度・機関・施設・組織・資金・物品・人材・知識・技術・情報などを指します。そしてなにより、私たち一人一人が資源です。自分自身にとっても、誰かのためにも。
『手術や抗がん剤治療中における家での食事の工夫』
管理栄養士
「食」は日々の暮らしのなかで欠かすことのできないものですが、手術後には体の変化にあわせて負担の少ない摂取方法を工夫することが必要です。
化学療法中には吐き気や嘔吐、食欲不振、味覚障害や口内炎などが起きてくることがあります(経験なさった方もあることと思います)。これに対しても身近なところで工夫の材料があります。
『気持ちの整理とストレスの緩和』
臨床心理士
がん告知など大きなストレスがかかると、不安な気持ちに支配され、普段できることすらできなくなってしまいがちです。そのような時に気持ちの整理をしていくための具体的な方法を教えていただきました。
また、リラックス法として、笑うことや呼吸法、筋弛緩法(一度体に力を入れてからゆっくりと力を抜いていく)も教えていただき、みんなでやってみました。体が少し軽くなるような感じがしました。
『抗がん剤・医療用麻薬使用中の下剤調整のポイント』
薬剤師
便秘は本当に辛いですね。医療用麻薬を使用している間は常に便秘対策が必要です。
書籍のご紹介
『患者さんと家族のための 癌の痛み治療ガイド』
編集 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会
緩和医療ガイドライン委員会
金原出版株式会社 (1400円+税)
痛みについて、どのように相談してよいかわからず我慢していたという経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
痛みのつらさは治療によって和らげることができます。本書は、痛みが起こる仕組みや治療の方法について、Q&A方式を用いてとても解りやすく書かれています。お勧めの1冊です。
『がん治療中の食中毒対策』
感染管理認定看護師
食中毒の3つのポイントは(菌を)つけない・ふやさない・やっつける。調理器具を洗うときは「柄」もしっかり洗いましょう。台所は綺麗にではなく清潔に保つよう心がけましょう。
当院医師の手作りケーキの差し入れです。(包装にもこだわりがあります。)
『抗がん剤による脱毛時のケア』
がん化学療法看護認定看護師
毛の成長と脱毛の仕組み、抗がん剤や放射線治療による脱毛、脱毛時のお手入れ、脱毛から発毛までの経過、治療を受ける前の準備、ウィッグの使用などについて説明がありました。