東京臨海病院は平成14年4月江戸川区臨海町に開院し8年目を迎えました。設立母体は日本私立学校振興・共済事業団(以下「私学事業団」)です。当院は新しく加わった救急科を含め全診療科に対応しており、病床数400床の病院に健康医学センターを併設し、人間ドック・健康診断等の予防医学にも取り組んでいます。
私学事業団は、日本全国の私立学校の振興・発展を図るために設立された(現在では独立行政法人に準ずる)公的な団体であり、私立学校の教育の充実、向上並びにその経営の安定を図るための支援や、私学の教職員およびその家族に対する年金、健康保険、福祉事業を行う私学共済制度を運営しています。
当院はその福祉事業の一環として設立され、私学共済制度の加入者やご家族等の健康増進・疾病予防に貢献すると共に、江戸川区を中心に広域の地域医療に貢献することを使命としています。われわれ全職員は、温かく親しみにあふれるチーム医療を、そして科学的根拠に基づく、まず何よりも安全で高機能の医療サービスを提供することを目指しています。
それを達成するための強力な手段として開院時から採用されているのが「電子カルテ」システムです。平成21年1月に、このシステムがより進化して改新されました。外来・入院を通じてひとりひとりの患者さまの記録が電子化され、どの診療科にかかられても、また終生にわたって維持・発展されていきます。必要な画像や検査データ等は院内随所に設置されている端末から瞬時に参照することができ、インフォームド・コンセントの場面でその持てる力を遺憾なく発揮しております。
東京臨海病院は急性期入院治療を行う病院として誕生し、地域に必要な医療の提供として救急医療に力を注ぎ、24時間体制で内科・循環器系(東京都の「CCUネットワークに加入」)・外科系・小児科・産科の2次救急医療(入院を要する救急患者の受け入れ)を行ってまいりました。しかし、新臨床研修制度が発足した5年前より当院でも医師不足は避けられず、一部の科で夜間・休日の救急医療を休止していますが、第2、第4土曜日は全診療科と人間ドックを半日オープンしています。
私は職員の先頭に立ち、職員一同の力を結集してご来院の皆さまに一層満足していただける病院を目指して努力してゆく所存です。 |